「ブラックでもクレジットカードを作れるの?」
「過去に金融トラブルを起こしてしまい、クレジットカードが作れない…」
と不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、ブラックリストに載っていても一部のカードは発行が可能です。
ですが、一般的にはクレジットカードの新規発行は困難になります。
この記事では、ブラックでも作れるカードの種類や、それぞれの特徴、審査に通るコツなどを解説していきます。
ブラックでも作れるカード5選!審査基準と特徴を解説
ブラックでも作れるカードを5つご紹介します。
カード名 |
![]() Nudgeカード
|
![]() イオンカードセレクト
|
![]() PayPayカード
|
![]() 楽天カード
|
![]() ACマスターカード
|
主な特徴 | 勤務先の登録不要 | 仮カードの発行がある | 最短2分の即時発行 | 審査のハードルが低い | アコムが発行するカード |
国際ブランド | Visa | Visa, Mastercard, JCB |
Visa, Mastercard, JCB |
Visa, Mastercard, JCB, AMEX |
Mastercard |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | – | 0.50%~1.00% | 1.00%~5.00% | 1.00%〜3.00% | – |
ETCカード | – | 無料 | 550円 | 550円 | – |
発行時間 | 即日発行 | 通常2週間 | 最短2分 | 通常1週間 | 即日発行 |
公式サイト |
詳細はこちら |
詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
Nudge(ナッジ):勤務先の登録不要

Nudgeのおすすめポイント
- ・申込時に勤務先や年収の登録が不要
- ・AIを用いた独自審査を行っている
- ・自分名義の口座がなくても申し込める
- ・最短5時間でオンライン決済が利用可能
Nudgeは学生や若年層の方をターゲットにしたカードで、勤務先や年収の登録が不要です。
登録に必要な項目は、
- ・氏名とヨミガナ
- ・生年月日
- ・住所
- ・電話番号
- ・職業(学生可)
- ・利用目的
- ・クレジットカードの決済時に利用する4桁の暗証番号
の7項目だけです。
また、支払い方法を2種類から選ぶことができ、セブン銀行ATMからの入金も可能なので自分名義の口座が必要ありません。
支払い方法は2種類あり、「いつでも好きなだけ返済」を選択すると最大で2か月利息無しで後払いが可能です。
支払い方法 | 支払日 |
いつでも好きなだけ返済 | 決済日翌日~取引確定月の翌々月末日 ※利用金額確定日の翌々月1日~利息発生 |
月1回おまとめ払い(口座自動引落し) | 確定月の翌月末日 |
年会費 | 永年無料 | 国際 ブランド |
![]() |
---|---|---|---|
ポイント 還元率 |
– | 発行 時間 |
即日発行 |
家族 カード |
– | ETC カード |
– |
付帯 サービス |
スマホ決済サービス | 電子 マネー |
– |
入会 資格 |
満18歳以上 | 保険 | – |

イオンカードセレクト:仮カード発行で即日利用も可能

イオンカードセレクトのおすすめポイント
- ・パートやアルバイトでも申し込みが可能
- ・仮カードが即日発行される
- ・ポイントを貯めやすく経済的
イオンカードの審査基準は、
18歳以上で電話連絡可能な方ならお申し込みいただけます
と、ホームページに記載されており、審査は厳しくないといえます。
また、審査通過後に仮カードを即日発行することができます。手順は申し込みフォーム内で「店頭でのカードお受け取り」を指定し、近くのイオンで受け取るだけ。
ただし、仮カードには下記の制約があります。
- ・イオンのみで利用可能
- ・キャッシング/ETCカードの機能はなし
- ・一括払いのみ
- ・国際ブランドがない
年会費 | 無料 | 国際 ブランド |
![]() ![]() ![]() |
---|---|---|---|
ポイント 還元率 |
0.50%~1.00% | 発行 時間 |
通常2週間 |
家族 カード |
無料 | ETC カード |
無料 |
付帯 サービス |
イオン商品割引 誕生月特典 |
電子 マネー |
WAON |
入会 資格 |
18歳以上 ※高校生を除く |
保険 | – |
PayPayカード:最短2分で即時発行できる

PayPayカードのおすすめポイント
- ・学生や主婦でも申し込みが可能
- ・最短2分で審査結果が出る
- ・PayPayユーザーは条件を満たすと還元率が上がる
PayPayカードは、学生や主婦でも発行できるカードです。
審査基準は、
- ・満18歳以上(高校生除く)
- ・本人または配偶者に継続収入がある
- ・SNS認証ができる携帯電話を持っている
と記載されており、審査は厳しくないと言えます。
また、審査時間が短く最短2分でバーチャルカードが発行される場合があるため、すぐに利用したい方におすすめです。
PayPayユーザーであれば、「200円以上の決済回数30回以上かつ決済金額10万円以上」という条件を満たすと還元率が通常の1.0%から1.5%に上がるため経済的です。
年会費 | 無料 | 国際 ブランド |
![]() ![]() ![]() |
---|---|---|---|
ポイント 還元率 |
1.00%~5.00% | 発行 時間 |
最短2分 |
家族 カード |
無料 | 年会費:ETC カード |
550円 |
付帯 サービス |
スマホ決済サービス | 電子 マネー |
– |
入会 資格 |
18歳以上 | 保険 | – |
楽天カード:年収0でも審査通過の実績あり

楽天カードのおすすめポイント
- ・審査のハードルが低く所持している人が最も多いと言われるカード
- ・新規発行で多くのポイントがもらえる
楽天カードは、日本でも最も所持している人が多いと言われているクレジットカードです。ここまで普及したのは、申し込みのハードルが低く、発行しやすいカードだからと言えます。

楽天カードは新規発行時に多くのポイントがもらえるキャンペーンを開催しています。
さらに、楽天市場での買い物で驚異的な還元率を実現できる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」を活用すると、最大7%という高還元を達成することができます。
年会費 | 無料 | 国際 ブランド | ![]() ![]() ![]() ![]() |
---|---|---|---|
ポイント 還元率 | 1.00%〜3.00% | 発行 時間 | 通常1週間 |
家族 カード | 年会費:5枚まで無料 | ETC カード | 年会費:550円 |
付帯 サービス | 楽天市場の買い物はポイント最大3倍 | 電子 マネー | 楽天Edy |
入会 資格 | 18歳以上 学生可 | 保険 | 海外旅行保険:2,000万円 国内旅行保険:- |
ACマスターカード:最短20分で審査結果が出る

ACマスターカードのおすすめポイント
- ・アコムが発行するクレジットカード
- ・最短即日で発行される
- ・過去に審査落ちしても通る可能性◎
ACマスターカードは、消費者金融系のクレジットカードであり、通常の銀行系カードと審査基準が異なり、柔軟な対応が期待できます。
さらに、審査結果が最短20分で出るためすぐにクレジットカードを作りたい方におすすめです。
ただし、リボ払い専用カードであるため計画的に利用する必要があります。キャッシング機能も備わっているため、急な出費にも対応できる点が強みです。
年会費 | 無料 | 国際 ブランド |
![]() |
---|---|---|---|
ポイント 還元率 |
– | 発行 時間 |
即日発行 |
家族 カード |
– | ETC カード |
– |
付帯 サービス |
– | 電子 マネー |
– |
入会 資格 |
20歳以上 | 保険 | – |
ブラックリストとは?カード発行が難しくなる理由

ブラックリストとは、信用情報機関に記録されるネガティブな信用情報のことを指します。ただし、正式なリストが存在するわけではなく、個人の信用情報に延滞や債務整理の履歴が残ることで、金融機関が審査に影響を及ぼします。
ブラックリストに載る主な原因
ブラックリストに載ってしまうとクレジットカードの新規発行ができなくなるだけではなく、賃貸契約も難しくなるなど、生活に悪影響を及ぼすため注意が必要です。
ここからは、ブラックリストに載ってしまう原因を解説します。
債務整理や自己破産の経験

債務整理や自己破産を行うと、一定期間クレジットカードの発行が困難になります。金融機関は支払い能力のリスクを考慮するため、審査が厳しくなります。
ブラックリスト掲載期間
- 債務整理(利息や借金の減額をする手続き)…5年
- 自己破産(全ての借金をゼロにする手続き)…5年~10年
3ヵ月以上の支払い延滞

クレジットカードやローンの支払いを3ヵ月以上延滞すると、信用情報機関に記録されます。これにより、他の金融機関でも信用力が低いと判断され、カード発行が難しくなる可能性があります。奨学金の滞納も信用情報に響くので注意が必要です。
クレジットカードの強制解約

クレジットカードの支払いが長期にわたって滞るなど、クレジットカードの利用規約に違反する行為をした場合、強制解約となることがあります。
強制解約となる原因は下記の様な行為です。
強制解約の原因
- ・長期の支払い延滞
- ・本人による不正利用(現金化など)
- ・他人にカードを貸す
- ・虚偽の情報を登録した
強制解約されたカードをもう一度発行するのはとても難しくなるため、注意が必要です。
複数申し込みによる「申込ブラック」

短期間に複数のクレジットカードやローンを申し込むと、「申込ブラック」と判断されることがあります。
信用情報機関は申込履歴を6カ月間登録しているため、半年間に何度も申込をすると申込ブラックの状態になっている可能性があります。
申込ブラックを避けるために
- ・同時申し込みを避ける
- ・半年間に何度も新規申し込みをしない
ブラックリストでもクレジットカード審査を突破するテクニック

クレジットカードの審査は、信用情報がクリーンな状態でも容易ではありません。ましてや、ブラックリストに載っていると、さらにハードルが高くなるのは事実です。しかし、諦めるのはまだ早いかもしれません。いくつかの戦略とテクニックを駆使することで、審査通過の可能性を高めることができます。
クレジットヒストリーを改善する
クレジットカードの審査では、過去の信用情報が重視されます。ブラックリストに載っている方は、まずクレジットヒストリーの改善に取り組みましょう。
信用情報機関に開示請求し、誤った情報があれば訂正する:信用情報に誤りがある場合は、訂正することで評価が改善される可能性があります。
携帯電話料金や公共料金の支払いを滞りなく続ける:毎月の支払いをきちんと行うことで、信用情報にプラスの影響を与えます。
クレジットカード以外のローンを完済する:自動車ローンや教育ローンなどを完済することで、信用回復をアピールできます。
審査に通りやすいカードを選ぶ
すべてのクレジットカードが同じ審査基準で運用されているわけではありません。ブラックリストに載っている方は、審査に通りやすいカードを選ぶことが重要です。
- 消費者金融系のカード(難易度かんたん):アコムやプロミスなどの消費者金融が発行するカードは、独自の審査基準でブラックリストの方でも審査に通る可能性があります。
- 年会費無料のカード(難易度ふつう):年会費がかかるカードに比べて審査基準が緩い傾向があります。
- 流通系のカード(難易度むずかしい):スーパーやコンビニなど、身近な場所で発行しているカードは、審査が比較的通りやすいと言われています。
申し込み情報を完璧にする
申し込み情報の誤りや不備は、審査落ちの大きな原因となります。正確な情報を入力し、必要書類を漏れなく提出しましょう。
- 勤務先情報:会社名、電話番号、雇用形態、勤続年数などを正確に記入しましょう。
- 年収:源泉徴収票や給与明細などを参考に、正確な年収を記入しましょう。
- 居住状況:持ち家、賃貸、家族と同居など、居住状況を正確に伝えましょう。
キャッシング枠は設定しない
キャッシング枠を設定すると、カード会社のリスクが高まるため、審査が厳しくなる傾向があります。審査通過を優先する場合は、キャッシング枠は0円で申し込みましょう。
複数のカードに同時に申し込まない
短期間に複数のカードに申し込むと、信用情報に悪影響を与え、審査落ちしやすくなります。1枚のカードに絞って申し込みましょう。
これらのテクニックを参考に、自分に合ったカードを選び、慎重に申し込みを進めることで、ブラックリストに載っていてもクレジットカードを手に入れる可能性は十分にあります。
ブラックリストでも作れる!クレジットカード以外の選択肢
クレジットカードの審査に不安がある方は、クレジットカード以外のカードを検討するのも一つの方法です。ブラックリストに載っていても利用できるカードはいくつか存在し、それぞれにメリット・デメリットがあります。
1. 家族カード
家族カードは、本会員の家族が利用できるクレジットカードです。本会員の信用情報で審査が行われるため、ブラックリストに載っていても家族が本会員であれば発行してもらえる可能性があります。
メリット
- 審査が比較的緩い
- 本会員の利用実績に応じてポイントが貯まる
デメリット
- 利用限度額は本会員に依存する
- 本会員の信用情報に影響を与える可能性がある
2. デビットカード
デビットカードは、銀行口座と紐づいており、利用した金額が即座に口座から引き落とされるカードです。審査がなく、ブラックリストに載っていても発行してもらえます。
メリット
- 審査不要で誰でも作れる
- 使いすぎの心配がない
デメリット
- クレジットヒストリーが作れない
- 利用限度額は口座残高に依存する
3. プリペイドカード
プリペイドカードは、事前にチャージした金額の範囲内で利用できるカードです。審査がなく、ブラックリストに載っていても発行してもらえます。
メリット
- 審査不要で誰でも作れる
- 使いすぎの心配がない
- オンライン決済で利用しやすい
デメリット
- クレジットヒストリーが作れない
- チャージの手間がかかる
ブラックリストでも作れるカードの選び方
- 家族カード:家族に安定した収入があり、信用情報に問題がない場合
- デビットカード:クレジットヒストリーを作る必要がなく、使いすぎを防止したい場合
- プリペイドカード:オンライン決済や少額決済で利用したい場合
それぞれのカードの特徴を理解し、自身の状況に合わせて最適なカードを選びましょう。
注意:デビットカードやプリペイドカードは、クレジットヒストリーが作れないため、将来的にクレジットカードを作りたい場合は、クレジットヒストリーを構築できるカードを選ぶ必要があります。
ブラックリストの確認方法
自分がブラックリストに載っているかどうか不安な方もいるかもしれません。ブラックリスト情報は、信用情報機関で確認することができます。主な信用情報機関は以下の3つです。
信用情報機関
- CIC(シー・アイ・シー):主にクレジットカード会社や消費者金融などの情報を保有
- JICC(日本信用情報機構):主に銀行やクレジットカード会社などの情報を保有
- KSC(全国銀行個人信用情報センター):主に銀行や信用金庫などの情報を保有
これらの機関では、個人の信用情報を開示請求することができます。
情報開示の手順
- 信用情報機関のウェブサイトまたは窓口で、情報開示を申し込む
- CIC:インターネット、郵送、窓口で申し込み可能
- JICC:インターネット、郵送、窓口、電話で申し込み可能
- KSC:郵送、窓口で申し込み可能
- 本人確認書類を提出する
- 運転免許証、パスポート、健康保険証など
- 手数料を支払う
- CIC:1,000円(税込)
- JICC:1,000円(税込)
- KSC:無料(一部金融機関は有料)
- 信用情報が開示される
- 郵送または窓口で受け取ることができます。
信用情報の内容
信用情報には、以下の情報が含まれています。
- 本人情報:氏名、住所、生年月日など
- クレジット契約情報:クレジットカードやローンの契約状況、利用残高、返済状況など
- 事故情報:延滞、債務整理、自己破産などの情報
- 照会情報:クレジットカードやローンの申し込み履歴
ブラックリスト情報の保有期間
ブラックリスト情報は、信用情報機関によって保有期間が異なります。
- 延滞情報:約5年間
- 債務整理情報:約5~10年間
- 自己破産情報:約10年間
情報開示のメリット
- 自分の信用状況を把握できる
- 誤った情報があれば訂正できる
- クレジットカードやローンの審査に役立つ
ブラックリストに載っているか不安な方は、情報開示を請求して、自身の信用情報を確認することをおすすめします。
現金が必要ならカードローンがおすすめ。ブラックでもチャンスがあるカードローン活用術
「過去に金融事故を起こしてクレジットカードを作れない…」とお悩みの方も、カードローンならまだ可能性があります。カードローンは、クレジットカードとは異なる審査基準を設けており、過去の信用情報よりも現在の収入や返済能力を重視する傾向があります。
特に、大手消費者金融のカードローンは、独自の審査ノウハウにより、ブラックリストに載っている方でも融資を受けられる可能性があります。例えば、アコムやプロミスなどは、過去の信用情報だけでなく、現在の収入状況や雇用形態などを総合的に判断し、柔軟な審査を行っています。
ただし、カードローンを利用する際は、以下の点に注意が必要です。
- 金利はクレジットカードよりも高めに設定されている
- 複数のカードローンに同時に申し込むのは避ける
- 借り過ぎに注意し、返済計画をしっかり立てる
- 返済が遅れると信用情報に影響するため、期日を守る
ブラックでも作れるカードに関するよくある質問

ブラックリストに関する疑問を持つ方は多くいます。ここでは、よく寄せられる質問に対して具体的に解説します。
ブラックリストは何年で消える?
ブラックリストに登録された情報は、信用情報機関によって異なりますが、一般的に5〜10年で消えます。債務整理や自己破産の履歴は長期間残ることが多く、その間は新規のクレジットカード発行が難しくなります。ただし、延滞記録などは比較的短期間で解消されるケースもあります。
ブラックリストから抜けたらクレジットカードは作れる?
ブラックリストから情報が消えると、信用情報が回復し、新たにクレジットカードを作れる可能性が高くなります。ただし、過去の信用履歴を金融機関が内部で保持している場合、審査が厳しくなることもあります。そのため、申し込みの際は、比較的審査が柔軟なカードを選ぶのがポイントです。
ブラックでもスマホ分割払いはできる?
ブラックリストに登録されていても、スマホの分割払いができる場合があります。携帯会社の審査基準はクレジットカードとは異なり、直近の支払い状況が重視されるためです。ただし、過去に通信料金の未払いがあると、審査が厳しくなることがあります。
ブラックリストの影響は一定期間続きますが、時間が経過すれば信用情報が回復し、再びクレジットカードを作ることが可能になります。
まとめ
ブラックリストに載ると、クレジットカードの審査が厳しくなりますが、一定期間が経過し信用情報が回復すれば、再びカードを作成できる可能性もあります。また、Nudge、イオンカードセレクト、PayPayカード、楽天カード、ACマスターカードのような審査基準が柔軟なカードを選ぶことで、ブラックの方でも発行できる可能性があります。適切なカードを選び、信用情報の回復に努めることが大切です。