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家族カードとは
クレジットカードは、個々の支出を管理し、便利に支払いを行う手段として広く利用されていますが、家計をさらに合理化する方法として、「家族カード」があります。
家族カードは、主会員のカードアカウントに紐づけられたサブカードで、家族間でクレジットカードを共有し、支出を効果的に管理するための便利なシステムです。
本記事では、家族カードについての概要と注意点、家族カードにおすすめのカード5選を解説します。
家族カードを発行する条件
家族カードを発行するためには、主会員と家族カード利用者が同じ住所に居住している必要があります。これにより、家族間の信頼性が高まり、カード発行がスムーズに進みます。
家族カードの発行には一定の年齢制限が設けられていることがあります。
通常、未成年者でも家族カードを発行することが可能ですが、親権者や保護者の同意が必要な場合があります。具体的な年齢制限や条件については、クレジットカード会社に確認することが重要です。
家族カードは何歳から作れる?年齢制限はある?
家族カードの年齢制限は、クレジットカード会社やカードの種類によって異なります。一般的には、未成年者でも家族カードを発行することが可能ですが、親権者や保護者の同意が必要な場合があります。具体的な年齢制限や条件については、クレジットカード会社に確認することが重要です。
家族カードとペアカードとの違い
家族カードとペアカードは、両者ともカードを共有する仕組みを持っていますが、いくつかの違いがあります。
以下、表にまとめました。
項目 | 家族カード | ペアカード |
利用できる特典やサービス | 本会員と同じ | 本会員と同じではない |
年会費 | 本会員と同額 | 本会員と異なる場合あり |
申込条件 | 本会員の同意が必要 | 本会員の同意は不要 |
審査 | 本会員の審査に通過していれば可能 | 家族会員の審査が必要 |
利用代金の請求 | 本会員にまとめて請求される | 家族会員に個別に請求される |
利用履歴の共有 | 本会員と共有できる | 家族間で共有できない |
家族カードは、本会員と同じようにクレジットカードを利用できるため、ポイントやマイルを効率的に貯めたい方や、家族でクレジットカードの利用履歴を共有したい方におすすめです。一方、ペアカードは、本会員と同じ特典やサービスを利用できない場合があるため、家族で同じ特典やサービスを利用したい方には向いていません。
また、家族カードは、本会員の同意が必要であるのに対し、ペアカードは本会員の同意は不要です。そのため、本会員の同意を得ずにクレジットカードを家族に利用させたい場合に、ペアカードは便利な選択肢となります。
家族カードとペアカードは、それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分のニーズに合わせて選ぶことが大切です。
家族カードとして利用するのにおすすめのクレジットカード5選
家族カードを利用する際、おすすめのクレジットカードを選ぶことが大切です。
家族カードを利用することで、家族全員でポイントやマイルを貯めることができます。
また、家族会員も本会員と同じ特典やサービスを利用できるため、家族でクレジットカードを利用する際には便利です。さらに、家族会員もクレジットカードを作成する手間が省けるため、時間と手間を節約することができます。
これらメリットを併せ持つ、家族カードとして利用するのにおすすめのクレジットカードとして、以下5選をピックアップしました。
- JCB CARD W
- 三井住友カード(NL)
- 楽天カード
- イオンカードセレクト
- ライフカード
これらのクレジットカードは、年会費が無料または安く、家族カードでもポイントやマイルを貯めやすいのが特徴です。
それぞれ詳しくご紹介いたします。
JCB CARD W
JCB CARD Wは、JCB(Japan Credit Bureau)が提供するクレジットカードの一種で、家族カード(サブカード)の発行オプションを提供しています。
JCB CARD Wは、家族カードを発行する際に追加料金がかからないため、家族での利用に適しています。また、国内外でのショッピングや旅行に便利な特典も多く、家族での支出を効率よく管理するのに適しています。
また、JCB CARD Wは、年会費無料で、ポイント還元率が2倍になる「Wポイント」が貯まるクレジットカードです。家族カードも年会費無料で、ポイント還元率は本会員と同じ2倍です。
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、三井住友カード株式会社が提供するクレジットカードの一種で、家族カード(サブカード)の発行オプションが存在します。
三井住友カード(NL)は、家族カードの発行が永年無料で、家族間の利用明細を確認しやすいオンラインサービスを提供しています。さらに、多彩なポイントプログラムや特典も充実しています。
さらに、三井住友カード(NL)は年会費永年無料のカードであり、ポイント還元率が0.5%になるクレジットカードです。家族カードも年会費永年無料で、ポイント還元率は本会員と同じ0.5%です。
楽天カード
楽天カードは、家族カードを発行することで、楽天市場でのショッピングにお得なポイントをたくさん貯めることができます。また、カードごとに異なるデザインを選べるため、家族の個性に合わせたカードを作成できます。
イオンカードセレクト
イオンカードセレクトは、イオンショッピングモールでのお買い物がお得になるポイント還元プログラムを提供しています。家族での買い物が多い方におすすめできるカードです。
イオンカードセレクトの家族カードの申し込みは、本会員がイオンカードセレクトの公式サイトから行うことができます。申し込みの際には、本会員のイオンカードセレクトの番号と暗証番号が必要です。
また、家族カードを発行する際、通常は追加の年会費が発生します。この年会費の金額は、イオンカードセレクトの利用条件やプランによって異なる場合がありますので、詳細は公式ウェブサイトやカスタマーサポートに確認するとうにしましょう。
ライフカード
ライフカードは、家族カードを発行することで、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでの利用が特にお得です。食品や日用品の支出を効果的に管理するために選ばれることが多いカードです。
ライフカードの家族カードの申し込みは、本会員がライフカードの公式サイトから行うことができます。申し込みの際には、本会員のライフカードの番号と暗証番号が必要。
家族カード会員は、本会員のライフカードと同一のデザインのカードが発行されます。カードの利用代金は、本会員のライフカードの利用代金とまとめて請求されます。
ライフカードの家族カードは、年会費無料で本会員と同じようにクレジットカードを利用できるため、家族でポイントを貯めたい方におすすめです。
家族カード利用時の注意点
家族カードを利用する際には、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。
家族カードの利用時に注意するべきポイントは、主に以下2つです。
- 利用代金は本会員にまとめて請求される
- 家族間でも家族カードを共有して使うことはできない
それぞれの注意点について詳しく解説しますので、家族カードの作成を検討されている方は参考にしてください。
利用代金は本会員にまとめて請求される
家族カードの利用代金は、通常、本会員のクレジットカードアカウントにまとめて請求されます。したがって、家族カード利用者は本会員に対して利用分を精算する必要があります。支払い期限や方法について、事前に確認し、支払いを怠らないようにしましょう。
家族間でも家族カードを共有して使うことはできない
家族カードは、同一世帯内の家族間での利用を前提としていますが、家族カード利用者同士でカードを共有して使うことはできません。各家族カード利用者は、本会員の許可のもとで個別のカードを利用する必要があります。
まとめ
家族カードは、家族間でクレジットカードを共有し、支出を合理化するための便利なシステムです。家族特典が充実しているクレジットカードを選ぶと、家計管理を効率化し、特典やポイントを家族全体で共有することができるなど、家族で利用しやすいクレジットカードになるでしょう。
しかし、利用時には注意点を守り、家族カードの利用を円滑に行うことが大切です。
家計を合理化し、節約の一環として家族カードを活用しましょう。